大和田の開墾日記
5月23日のツアーは雨のため中止になってしまいました。
5月23日は前回を上回る総勢37名の開墾・田植え隊となるはずでしたが、当日は朝から雨、雨、雨...やむなく中止となりました。私も含めて参加者の皆様、たいへん楽しみにしていらしたのですが残念です。まぁ、天候には勝てません。
次回は10月2日-3日の稲刈り・開墾・収穫祭ツアーです。多数の方のご参加をお待ちしています。
「えがおつなげて」が「開墾道場」を開催しています。詳細はこちらです。10月まで待てないという方は是非こちらで「開墾」にチャレンジしてください。
http://www.npo-egao.net/jikyuryoku/index.html
第2回開墾スタディツアー田植&開墾編のご案内
おかげさまで前回(第1回、4月24~25日実施)の開墾スタディツアーは過去最大の33名の開墾隊となり1300㎡の耕作放棄地がよみがえりつつあります。ありがとうございました。
今回は第2回開墾スタディツアー(田植&開墾編)のご案内です。お早めにお申し込みください。
◆ 10数年ぶりに田んぼが蘇る!
今回の開墾スタディツアーは田植と、開墾を行います。
田植は前回畔(あぜ)の修復をし、「開墾村」の看板を立てたあの場所での田植です。10数年ぶりに田んぼに水が入り、再び稲が植えられます。地元の方達もこうして一つ、また一つ、田んぼが蘇っていくことを大変喜んでいらっしゃいます。その記念すべき田植にぜひ参加してください。
中山間地の田んぼは重要です。山に降った雨を貯め、豪雨時の鉄砲水や土砂崩れ、山の土壌浸食を防ぐ役割を担っています。それによって、災害の防止や、森林の保全にもつながるのです。
そして、ちょっと冷たいかもしれませんが、素足での田植で、土の感触も楽しみましょう。増富も、ようやく新緑の季節になりました。風と光につつまれて、田植を存分に満喫して、大地のパワーを取り込んで下さい。
◆ わが家の自給力を上げる!
また、秋に収穫されたお米を開墾スタディツアーにご参加くださいました皆様に優先的にお分けいたします。玄米で10kg6,300円、白米で10kg7,000円となります。無農薬・無化学肥料、生活排水が一滴も入らないきれいな水を使用したお米でこの価格はお得です。しかも、今年は春の天候不順で稲の生育が遅れているという話しもしばしば聞こえてきています。
ぜひ、ご家族のためにお米をこの機会に確保してください。わが家の自給力を上げる今回の田んぼでの収穫は360kgを予定していますので、早めのご予約をお願いいたします。お米の予約についてはツアー実施前に別途お伺いします。
◆ 午後は開墾
午後は、開墾です。前回2日目に行った場所をさらに整地していきます。確か、まだまだ木の根っこが残っていましたね。清流のせせらぎ、ウグイスの声を聞きながら、開墾で汗をながしましょう。
◆企業研修にも最適
前回は企業の新人研修としても利用され、大きな効果を上げました。農業体験は企業の人材育成のプログラムとしても最適です。
【実施日】2010年 5月23日(日)
【参加費】4000円(昼食代、保険料含む。増富の湯は含まれていません)
【募集人数】30名(最低催行人員 20人)
【場所】「開墾村ファーム」(山梨県北杜市須玉町赤羽根)
【主催】NPO法人農商工連携サポートセンター
【企画・運営協力】NPO法人えがおつなげて
【旅行企画・実施】富士急トラベル株式会社(観光庁長官登録旅行業第101号、日本旅行業協会(JATA)会員)
【集合場所】当日10:30に民宿「五郎舎」集合
山梨県北杜市須玉町小尾8658
電話 0551-45-0329
今回は現地(山梨県北杜市須玉町)集合となります。路線バスなど公共の交通手段は不便な場所ですので、行き帰りは原則、車(自家用車またはレンタカー)になります。ツアー参加申し込み時に、他の参加者を乗せても良い、あるいは誰かの車に同乗したい旨記載してください。
【特典】参加者は、秋に収穫されるお米を6300円/10kg(玄米)あるいは7000円/10kg(白米)で購入することが出来ます。
【お問い合せ】NPO法人農商工連携サポートセンター
電話:03-5259-8608 メール:info@npo-noshokorenkei.jp
【お申し込み】こちらの専用ページから。
http://www.npo-noshokorenkei.jp/inquiry/sonmin1004.html
【プログラムとスケジュール】
5月23日(日) 田植え体験と開墾
7:30頃 東京発(十分時間的余裕を持ってご出発ください)
10:30 民宿「五郎舎」集合
着替え
11:00~12:30 田植え体験
13:00~14:00 昼食@「五郎舎」
14:15~16:15 開墾体験
17:00 「五郎舎」にて解散
17:30~18:30 入浴@増富の湯(700円。オプションです。)
18:30 増富の湯発
21:30頃 東京着(到着時間は当日の交通状況に依存します)
開墾スタディツアー、ハイライト
大塚さんが報告された開墾スタディツアーですが、プログラムに沿って、ハイライトをレポートしましょう。
◆2010年 4月24日(土)
8:00 新宿駅西口集合、出発 (貸し切りバスにて、山梨県北杜市増富へ)
ほとんど渋滞もなく、11:15に最初の目的地、瑞籬山(みずがきやま)自然公園に到着。しかし、予想以上に寒い。山は雪がうっすら積もっているほど・・・
11:30 プログラム1. 新緑あふれる「瑞籬山公園」で充電
水晶の山、瑞籬山の麓、パワースポットで瞑想する予定だったが、シカの糞が沢山落ちているのと、寒いのとで、座ってはの瞑想は断念。気を整えるストレッチを行って、ウオーキング瞑想(無心に歩く)
12:00 昼食 増富地域再生協議会、小林会長による、ウエルカムスピーチ。70歳とは思えないお元気さ。
13:00 プログラム2. ショートレクチャー 「耕作放棄地の再生」
NPOえがおつなげての農場スタッフ小俣さんによる説明。なるほど、耕作放棄地には5つのランクがあるそうで。耕されなくなってからの年数によって、開墾の難易度が変わってくる。今日の場所はランクD。昨年11月に大物の根は抜いたが、まだまだ残っている。
14:00 プログラム3. 開墾村 開村式
「開村宣言」 今回は、略式の地鎮祭を行った。地鎮祭とは、その土地をお守りされている産土(うぶすな)の神様・大地の神様に土地を使用する許可と、永遠のご加護と、安全をお祈りするもの。米、塩、酒を開墾する場所の東西南北の角と中央にまく。そして、大塚さんが祝詞を読み上げた。
「この しずめものを このところの そこついはねに おさめまつり しづめまつらくを たひらけく やすらけく きこしめせと かしこみ かしこみも みまを~~~す~」
(鎮めものをお受け取り下さい。どうぞよろしくお願いします。といった意味)
全員で二礼二拍手一礼。
14:30~16:30 プログラム4.農作業体験 畔づくり
15年以上耕されなかった場所を田に戻すには、根を抜くだけでなく、周囲の畔板をセットし直す必要がある。
そして、「開墾村」看板を設置し、大塚さんが片眼を入れた。
16:45~17:45 入浴(みずがきランド/五郎舎)
18:00 夕食&交流会@五郎舎
プログラム5.開墾トーク 曽根原さん、小林会長、大塚さん
夕食は、山菜の天ぷらや生春巻きなどをつまみに、美味しい日本酒でいただく。
今日のメインイベントです。じっくり、ランクDの場所を開墾しましょう。カイコンだるまも一緒に来ました。
仕事は3種。大カマでススキや草を刈る、のこぎりで木を切る、スコップで抜根(ばっこん)、お好きなものを。私は川のせせらぎ、ウグイスの声を聞きながら、大カマで黙々刈りました。
11:00~12:00 プログラム7.ふりかえりワークショップ 「開墾で何が変わったか。これから私にできること」
開墾の時間を十分取りたいということで、ワークショップは感想を共有するのみの時間となりましたが、回を重ねるごとに新たな発見があります。奥深し、カイコン。

12:00~13:00 昼食
13:30~14:30 プログラム8. ラジウム温泉で元気! 増富の湯
最後のプログラムは、関東随一のラジウム温泉でじっくり温まり、汗を流しました。
14:45 増富の湯出発(貸し切りバスで東京へ)
18:30 新宿着、解散
次回は、5月23日、いよいよ田植です。開墾 t.b.c.