2010年04月
開墾スタディツアー、ハイライト
大塚さんが報告された開墾スタディツアーですが、プログラムに沿って、ハイライトをレポートしましょう。
◆2010年 4月24日(土)
8:00 新宿駅西口集合、出発 (貸し切りバスにて、山梨県北杜市増富へ)
ほとんど渋滞もなく、11:15に最初の目的地、瑞籬山(みずがきやま)自然公園に到着。しかし、予想以上に寒い。山は雪がうっすら積もっているほど・・・
11:30 プログラム1. 新緑あふれる「瑞籬山公園」で充電
水晶の山、瑞籬山の麓、パワースポットで瞑想する予定だったが、シカの糞が沢山落ちているのと、寒いのとで、座ってはの瞑想は断念。気を整えるストレッチを行って、ウオーキング瞑想(無心に歩く)
12:00 昼食 増富地域再生協議会、小林会長による、ウエルカムスピーチ。70歳とは思えないお元気さ。
13:00 プログラム2. ショートレクチャー 「耕作放棄地の再生」
NPOえがおつなげての農場スタッフ小俣さんによる説明。なるほど、耕作放棄地には5つのランクがあるそうで。耕されなくなってからの年数によって、開墾の難易度が変わってくる。今日の場所はランクD。昨年11月に大物の根は抜いたが、まだまだ残っている。
14:00 プログラム3. 開墾村 開村式
「開村宣言」 今回は、略式の地鎮祭を行った。地鎮祭とは、その土地をお守りされている産土(うぶすな)の神様・大地の神様に土地を使用する許可と、永遠のご加護と、安全をお祈りするもの。米、塩、酒を開墾する場所の東西南北の角と中央にまく。そして、大塚さんが祝詞を読み上げた。
「この しずめものを このところの そこついはねに おさめまつり しづめまつらくを たひらけく やすらけく きこしめせと かしこみ かしこみも みまを~~~す~」
(鎮めものをお受け取り下さい。どうぞよろしくお願いします。といった意味)
全員で二礼二拍手一礼。
14:30~16:30 プログラム4.農作業体験 畔づくり
15年以上耕されなかった場所を田に戻すには、根を抜くだけでなく、周囲の畔板をセットし直す必要がある。
そして、「開墾村」看板を設置し、大塚さんが片眼を入れた。
16:45~17:45 入浴(みずがきランド/五郎舎)
18:00 夕食&交流会@五郎舎
プログラム5.開墾トーク 曽根原さん、小林会長、大塚さん
夕食は、山菜の天ぷらや生春巻きなどをつまみに、美味しい日本酒でいただく。
今日のメインイベントです。じっくり、ランクDの場所を開墾しましょう。カイコンだるまも一緒に来ました。
仕事は3種。大カマでススキや草を刈る、のこぎりで木を切る、スコップで抜根(ばっこん)、お好きなものを。私は川のせせらぎ、ウグイスの声を聞きながら、大カマで黙々刈りました。
11:00~12:00 プログラム7.ふりかえりワークショップ 「開墾で何が変わったか。これから私にできること」
開墾の時間を十分取りたいということで、ワークショップは感想を共有するのみの時間となりましたが、回を重ねるごとに新たな発見があります。奥深し、カイコン。

12:00~13:00 昼食
13:30~14:30 プログラム8. ラジウム温泉で元気! 増富の湯
最後のプログラムは、関東随一のラジウム温泉でじっくり温まり、汗を流しました。
14:45 増富の湯出発(貸し切りバスで東京へ)
18:30 新宿着、解散
次回は、5月23日、いよいよ田植です。開墾 t.b.c.
開墾ダルマ、キャンペーンガール!?
4月の開墾スタディツアーはまさに開墾日和でした。
開墾マニュアルプロジェクトのクリエイティブチームの同行もあり、
開墾は勿論、色んなお楽しみもありました!
参加者の皆さんが作った開墾ダルマを持つはデザイナーTさん。
笠が素敵すぎます。
開墾スタディツアー実施!
NPO法人農商工連携サポートセンター主催の今期第1回の「開墾スタディツアー」が先週末(4月24,25日の両日)、実施されました。定員オーバー、33名の大盛況でした。これ以上ないほどの好天の下、参加された皆さんは、のこぎりを引き、スコップで機の根っ子を抜く「開墾」作業に夢中になりました。
今回の参加者も老若男女、様々な職業の方々でしたが、ある建設専門企業が今年の新入社員9名の新人研修の一環としてこのツアーに参加してくださいました。この新入社員軍団は昨今よくいわれる「草食系男子」とはほど遠く、本当によく食べよく飲みよく働きました。次々と大物の切り株を抜根して行く様子はまことに痛快でした。チームワーク形成や達成感を実感するという点においても効果が高いとの評価をいただき、今後、このような開墾体験ツアーを企業の研修として利用することの可能性を実感できました。